へ音記号を書きやすくする
?
音部記号は、ト音記号譜の音階をほか記号譜の音階に変換して書きやすくします。ト音記号譜に入力する感覚で、ほか記号譜の音程をラクに入力することができるのです(^^)v
設定範囲
?0 ~ ?6初期値
?0概要
ごくフツーの譜面はト音記号の音域で書かれています。これよりもっと低い音域を示すためにヘ音記号譜なんてのもあります。
さて、上の図を見てもらえば解ると思いますが、ト音記号譜とヘ音記号譜では 「d(ド)」 の位置が違います。
へ音記号譜の 「o3 d(ド)」は、ト音記号譜で言えば 「l (ラ)」 の“位置”になっちゃうんですね(^^;
ト音記号譜はなんとか解るけどソレ以外の譜面には慣れていない、という方は結構いらっしゃるのではないでしょか?
そんな方のために便利な記号が「 ? 」です。
ト音記号譜の音階で入力したものが、ほか記号譜へと変換されて演奏されます。
?0 | ト音記号音階に変換 | d(ド)→ d(ド) つまりそのまま ^^; |
---|---|---|
?1 | ハ音記号音階に変換 | m(ミ) → d(ド) |
?2 | 〃 | s(ソ) → d(ド) |
?3 | 〃 | c(シ) → d(ド) |
?4 | 〃 | r(レ) → d(オクターブ下のド) |
?5 | 〃 | f(ファ) → d(オクターブ下のド) |
?6 | ヘ音記号音階に変換 | l (ラ)→ d(オクターブ下のド) |
ベースなんかは低音楽器の代表みたいなモンですので、ヘ音記号の音域で書かれます。
ただしベースの実際の音は楽譜表記よりも更に1オクターブ低いです。
データ入力の際は充分ご注意くださいませ。
記述例
※下の例では、「l (ラ)」で入力したものが実際は「オクターブ下の d(ド)」で演奏されます。@A P34 ; ベース
#A0 ?6 ; このフィンガーをヘ音記号音階に変換
o4 { l 8 }8
; ト音記号譜のつもりで楽譜から入力。
; ラ ( l ) が、低ドに変換されて演奏される。
補足
フィンガーごとに指定できますから、ベースのメンバーや、ピアノの低音部だけを ?6 にするということもできます。途中で他の ?(音部記号)に切り替えも可能です。
「ドラムメンバー」と「コード」には ? は指定できません。
ちなみに、ドラム譜もヘ音記号譜で書かれてはいますが
コレは単なる慣例です。
実際は「音程」とは無関係(^^;
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