遅延
: 音長
遅延は、指定した音長ぶんの時間をかけて徐々に効果を変化させるものです。さまざまな場面で威力を発揮します^^
記述例
: (コロン)の後に変化時間(音長で指定)を添えます。@V0 : 1 d1 ; 全音符分の時間で音量をゼロに。
遅延が使用可能な記号
- % (テンポ)
- [ ] (和音)
- ' ' (コード)
- W (ビブラート)
- V (音量)
- S (ステレオ)
- R (リバーブ)
- Q (コーラス)
- U (ピッチ・ベンド)
- R= (波形加工)
- W= (波形加工)
- Q= (波形加工)
- v (強弱)
%(テンポ)に使用の場合
「全音符分の時間をかけて、テンポを徐々に%50へと変えていく」という指定。リタルダンドなどに活用できますね。
%125 d4rmf %50:1 slc < d >
V(音量)に使用の場合
下の例では、発音しながらの状態で音が小さくなっていきます。@V127 d4rmf @V0:1 s1
v(強弱)に使用の場合
下の例では、音が鳴るたびに徐々に音が小さくなっていきます。v100 d4rmf v10:1 slc < d >
(小文字)vに遅延を使用の場合、発音中の音の音量を変えることはできません。和音・コードに使用の場合
:(コロン)に添えた音長の分、発音時間を遅らせる(ずらす)コトができます。ギターのダウンストロークなどの表現に。
[ dms ]1:16
' C ' 1:16
逆向きの遅延
: 音長 -
コードの場合に限り、逆向きの遅延が使用できます遅延音長にマイナス記号を添えることでコードの発音順番が逆転します。
ギターのアップストロークの表現に便利です^^
' C ' 1:16-
ワタシが一番ありがたく思ってるのがこの「遅延」機能!^^;
もし「遅延」が無かったら……。
変化するまでの中間値を細かく細かく自力で入力していかなければならないのだ(汗)
しかも、唯一メンバーにもフィンガーにも全域にも使える記号。
すごいヤツなのだ!
コメント
コメント一覧 (2)
: 音長 -
コードの場合に限り、逆向きの遅延が使用できます(「和音」ではできません)
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いつの間にか、と言われそうですが(笑)。
今のMuseはできるようになってますぅ。
古い記事をほぼそのまま移行したため、今は内容に誤りが多くなってるかもしれません(汗)
またのご指摘を心よりお待ち申し上げております(苦笑)