楽譜を見るより耳コピのほうが早いワタシ。「絶対音感があるのでは?」とよく聞かれるのですが、ワタシには絶対音感などまったくありません……(^_^;)
コード進行についてのほんの少しのルールを覚えて、理屈で耳コピをしているだけですw
数回に渡って、この「ほんの少しのルール」についてお話をしていこうかなと思いますです。
基本的な3つのコードは「1」「4」「5」
白鍵盤のみで演奏できる曲では、基本使えるコードは以下の通りです。他にもまだありますが。
白鍵盤だけで演奏する曲のコードですから、どれもシャープやフラットは付いていません。

※あえて転回はさせていません。
「1」のコード(トニック)
シャープもフラットも無い白鍵盤のドレミファソラシ cdefgab で出来ている(明るい)曲ならば、メロディの最初のコードはまず 'C' になります。
また、メロディの終わりのコードも 'C' になります。
まずはメロ最初と最後のコードが決まりました。アラ簡単です。
この時のドレミファソラシのド、 c を根音としたコード 'C' を「トニック」と呼びます。
「1」番目のコードです。
このトニックのコードは、7つのコードのどのコードにも進めます。
「5」のコード(ドミナント)
'C' のコードの構成音は [ ceg ](ド・ミ・ソ)です。
[ ceg ] の中で一番高い音 g を根音とした 'G' のコードを「ドミナント」と呼びます。「5」番目のコードです。
ドミナントは、トニックのコードへ戻りたがる性質があります。
つまりドミナントの次に来るコードはトニックというのが基本。

トニック→ドミナント→トニックの動き.wav
今お辞儀したひとは正直に手を上げて。
「4」のコード(サブドミナント)
ドミナントの根音 1度下の音を根音にしたコード( C の音階であれば f(ファ)の音を根音とした ' F ' )を「サブドミナント」と呼びます。
「4」番目のコードですねー。
サブドミナントは、トニックにも進めてドミナントにも進めます。

トニック→サブドミナント→ドミナント→トニックの動き.wav
ルールに沿って3つのコードを並べてみる
- トニックはどのコードにも進める
- ドミナントの次はトニックが基本
- サブドミナントはトニックとドミナントどちらにも進める
これらによって、以下の図のような進行ルールが成り立ちます。

もちろんこれだけで曲が終わりということは無くw
トニックで終わった場所から、またドミナントやサブドミナントへ動かしていけば良いのです。
パズルみたいでなかなか楽しいですよ♪

これが耳コピする際の重要な道標になっているのです。
- 次回に続くのだ -
コメント
コメント一覧 (2)
楽典にはしっかりと載っている謎の和音
クラシックではわりかしよく見かけるのにポップスではあまりない
この謎の和音が実はG7の親戚だったのだ
下側に長3度の音を足すと出来るのです
古典派にはセブンスは似合わないと言う世間の言葉を信じていたのですが
このからくりが判ると、G7がG以上にトニックに帰りたがる事が納得いったのでした
セブンスについてはあとで更新する予定でいますw
(昨日のうちに途中まで書けてるので)
ポップスでは m-5 より セブンスのほうが圧倒的に多いですよね。
セブンスで事足りてしまうのかw