DATAコマンド

(大文字)*DATA " "

エクスクルーシブ・メッセージを音源に送信します。

概要

エクスクルーシブ・メッセージとは何ができるモノかと言うと……なんでも出来るんですよね(^^; 幅広すぎて説明しにくいほどに(笑)

(外部音源を使用してるとして)音源のツマミやボタンを直接いじって設定出来るモノは、このメッセージでもほとんど出来てしまいます。
大文字 Vや Sや Xなどのコントロールはこのエクスクルーシブでも設定できますし、 それらのコントロール以外のコントロールも可能になります(^^)

エフェクトを使った強烈な音作りなども出来ますので、ぜひ一度は挑戦してみてください。

設定

" " 内に、下の 1. 2. 3. 4 の順にカンマで区切って並べます。
これらはすべて16進数で記述します。
  1. ID   (メーカー・機種などの ID)
    • YAMAHA XG音源  43, 10, 4C
    • Roland GS音源  41, 10, 42, 12
  2. アドレス
  3. データ
  4. チェック・サム  (XG音源使用の場合は記述の必要なし)

他のエクスクルーシブメッセージの説明サイトなどでは
F0, ID, アドレス, データ, チェック・サム, F7 」 という順番で記してあることが多いですが、
Muse の場合は F0F7 は書く必要はありません。

使用例

音源のマニュアルには、巻末あたりに必ずエクスクルーシブのアドレスデータが記してあります。
データの部分には、設定できる値の範囲が書かれています。

exc_manu

この数値を目的の操作に合わせて当てはめていけば OKです^^


■ XG音源の場合
  1. 43, 10, 4C  ID部分 ( YAMAHA )
  2. 00, 00, 7E  アドレス部分 ( XG System On )
  3. 00  データ部分

*DATA " 43, 10, 4C, 00, 00, 7E, 00 " ; XG リセット

■ GS音源の場合
  1. 41, 10, 42, 12  ID部分 ( Roland )
  2. 40, 00, 7F  アドレス部分 ( GS System On )
  3. 00  データ部分
  4. 41  チェック・サム部分

*DATA " 41, 10, 42, 12, 40, 00, 7F, 00, 41 " ; GS リセット
  ; ※末尾「41h」はチェック・サム


このメッセージはかなり特殊なモノであり、基本的には同メーカー機種の音源にしか働きません。